みなさんこんにちは、ハル次郎です。この記事では ONE OK ROCK の曲でシンガロング・パートが増えた理由ついて考察していきます。
シンガロング・パートの増加
近年の ONE OK ROCK では シンガロング・パート(sing along part)がある曲が増えました。これは「オーオーオー♪」「ナーナーナー♪」などの、ライブにて観客とアーティストが一体となって歌うことが想定された部分です。
以下にワンオクのアルバム9枚の曲を並べました。シンガロング・パートがある曲はどれくらいあるのでしょうか?なおここでは観客が一体になって歌えるという意味で、合いの手要素の強い部分もシンガロング・パートとしてカウントします。
ゼイタクビョウ(2007年)0曲
×内秘心書 ×Borderline ×(you can do)everything ×夜にしか咲かない満月 ×努努-ゆめゆめ- ×カゲロウ ×Lujo ×ケムリ ×欲望に満ちた青年団 ×エトセトラ ×A new one for all, All for the new one
BEAM OF LIGHT(2008年)0曲
×必然メーカー ×Melody Lineの死亡率 ×100%(hundred percent) ×Abduction-Interlude ×燦さん星 ×光芒 ×Crazy Botch ×Yap
感情エフェクト(2008年)0曲
×恋ノアイボウ心ノクピド ×どっぺるゲンガー ×皆無 ×20 years old ×Living Dolls ×Break My Strings ×存在証明 ×CONVINCING ×My sweet baby ×Reflection ×Viva Violent Fellow~美しきモッシュピット~ ×JUST
Nicheシンドローム(2010年)1曲
×Introduction ×Never Let This Go ×完全感覚Dreamer ×混雑コミュニケーション ×Yes I am ×Shake it down ×じぶんROCK ×Liar ×Wherever you are ×Riot!!! ×アダルトスーツ ×未完成交響曲 ◎Nobody’s Home
残響リファレンス(2011年)1曲
×Coda ×LOST AND FOUND ◎アンサイズニア ×NO SCARED ×C.h.a.o.s.m.y.t.h. ×Mr.現代Speaker ×世間知らずの宇宙飛行士 ×Re:make ×Pierce ×Let’s take it someday ×キミシダイ列車
人生×僕=(2013年)1曲
×Introduction~Where idiot should go~ ×Ending Story?? ×ONION! ×The Beginning ◎Clock Strikes ×Be the light ×Nothing Helps ×Juvenile ×All Mine ×Smiling down ×Deeper Deeper
35xxxv(2015年)7曲
×3xxxv5 ◎Take me to the top ◎Cry Out ×Suddenly ◎Mighty Long Fall ×Heartache ◎Memories ◎Decision ◎Paper Planes ×Good Goodbye ×One by One ◎Stuck in the middle ×Fight the night
Ambitions(2017年)10曲
×Ambitions -Introduction- ◎Bombs away ◎Taking Off ◎We are ×20/20 ◎Always coming back ◎Bedroom Warfare ×Lost in Tonight ◎I was King ◎Listen ×One Way Ticket ◎Bon Voyage ◎Start Again ◎Take what you want
Eye of the Storm(2019年)7曲
◎Eye of the Storm ◎Stand Out Fit In ×Head High ◎Grow Old Die Young ◎Push Back ×Wasted Nights ◎Change ×Letting Go ×Worst in Me ◎In the Stars ◎Giants ×Can’t Wait ×The Last Time
アルバム「35xxxv」以降、その数が大きく増加していることがわかります。ではなぜ近年の ONE OK ROCK の楽曲ではシンガロング・パートが多いのでしょうか?
なぜシンガロング・パートが増えた?
ONE OK ROCK の楽曲でシンガロング・パートが増加したのは、ライブ会場のサイズが大きくなったからだと思います。
アルバム「35xxxv」のリリース前に行われた全国ツアーから会場の主体がアリーナになりました。
つまり観客が最大1000人ほどのライブハウスから、数万人の大会場に変わったのです。会場が広くなったぶん一番後ろの観客との一体感を生み出すのが難しくなるのは当然です。
これを解決するために観客全員が大声で歌うシンガロング・パートが積極的に導入されたのだと思います。数万人が声をひとつにすると迫力があり、一体感が増しますよね。
もちろんそんな戦略的な理由が全てではないと思います。しかしドームやアリーナを主戦場とするバンドの多くが、シンガロング・パートのある曲を好んでリリースしているので、そこには関連があると言わざるを得ません。
まとめ
この記事では ONE OK ROCK の曲でシンガロング・パートが増えたのは、「ライブ会場が大きくなったことによって一体感をなくさないため」と考察しました。
常にライブを意識して曲作りをしているワンオクならこれが最も可能性の高い理由だと思います。みなさんもぜひシンガロング・パートに注目してワンオクの曲を聞いてみてください!