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【新世代のSNSアーティスト】僕が好きな空蝉らりの作品12選(考察・2021年版)

投稿日:2021年10月8日 更新日:

みなさんこんにちは、ハル次郎です。今回は新世代のアーティスト・空蝉らりさん(@Utsusemi_Rari)を紹介します。

空蝉らりさんは、SNSにイラストを投稿している20代のアーティストです。SNS社会に生きる僕たちが共感できる作品を毎日公開されています。クオリティーの高い作品が多く、目を奪われてばかりです。

この記事ではそんな空蝉らりさんの作品の中から、僕が特に好きな作品をご紹介・考察したいと思います。ぜひ最後まで読んでくださいね。

1. 安定剤

今現在(2021年10月)、最もバズっている空蝉らりさんの作品。いいね数は驚異の20万超えです。薬の瓶から錠剤がこぼれ出しています。FacebookやInstagram、Twitter、YouTubeのロゴが印象的です。作品のタイトルは「安定剤」。まさにネットサービスは僕たちSNS世代の安定剤ですよね。

しかしまた黒い背景と錠剤がこぼれ落ちている様子からは、暗さ・不安定感も感じます。このままSNSにすがる生活が続いたら、薬物依存者のように身を滅ぼしてしまうかもしれません。SNSや動画配信サービスは、本当の意味で心を安定化させてくれるものなのでしょうか?

2. 親ガチャ

私たちはどんな親のもとに生まれたかによって、その先の人生が大きく変わります。子どもはどの親のもとに生まれるか決めることができないので、どんなカプセルが出てくるかわからないガチャガチャをもじり「親ガチャ」と呼ばれることが多々あります。この空蝉らりの作品は「親ガチャ」を文字通りイラスト化しています。

これから生まれてくる赤ちゃんの手が、自分の親を決める「親ガチャ」を回そうとしています。さあ、人生最初の運試しの結果はいかに…?

3. 匿名

匿名で質問を送ることができるサービス・Peing(ペイング)のサムネイル画像を〇〇。Twitterを使っている人なら何度も見たであろうこの青い枠。そこから手が飛び出しているので、僕もタイムラインをスクロールしていたとき、一気に引き付けられ恐怖感を感じたのを覚えています(ないものがある的な)。

4. 叩いて治す

SAPLI(@sapling_music)さんとのコラボ作品。昔は配線の接触ズレを改善するため、テレビを叩いて直すということが多々ありました。でも実際は叩いても一時的に持ち直すだけのようです。繰り返すと最終的には映らなくなってしまうとのこと。

叩くのがテレビなので私たちは罪悪感を感じませんが、この作品ではその対象が人に向いているのでハッとさせられます。あなたが叩いて教育しているその人は、テレビのようにいつか動かなくなるかも?

5. のめりこむ

歩きスマホの男性が「夢中」という名の駅に引き込まれていく様子。一見人がスマホを使っているように見えますが、その彼も大きなスマホの上にいます。スマホに駒として使われていると考えることもできますね。

濃いピンクの背景が映えていて、個人的にすごい好みです(余談:共感した人はMr.HeartacheとWhistleがオススメ)。また駅名標を見ると「適切」→「夢中」→「中毒」と順になっていることが分かりますね。あなたが今いるのは何駅?

6. 手放せない

iPhoneと人間の手がペアリングされている様子。中毒になるとスマホが手放せないですよね。解放されるのは充電が切れたときのみ。自分の意志ではなく、スマホが僕たちをペアリングしてるかのよう。

僕もスマホを触る時間が長いので、その弊害(深い人間関係が面倒くさく感じるなど)を受けています。人生にどの程度必要かを考えて、充実した時間を過ごしたいですよね。

7. バウンド

ビルから飛び降りた男性がバウンドする様子。戻ってきたとき、彼は天使に姿を変えています。自ら命を絶った様子を「バウンド」と表現しているのが斬新だなと感じました。

彼が自殺した理由は分かりません。全員が同じ服装で決められたことをするサラリーマン社会に、嫌気が差したのかもしれません(この絵では全員が同じ色のスーツ・ネクタイですね)

誰にも気にかけてもらえない孤独な生活で、生きる目的を失ったのかもしれません(だとしたら自殺のときだけ注目されるなんて皮肉ですよね)

いずれにせよバウンドした彼は、異なる服装を着ています。注目されるのが嬉しいのか、手を振っていますね。ビルの窓に空が反射して、自由に羽ばたく鳥のようです。

8. 温暖な星

ペンギンが熱で消耗しています。氷山も熱で溶かされています。彼が近くに逃げれるような氷山もなく、このままでは命が危ないでしょう。SNSにイラストを投稿されている方はたくさんいます。しかしその中で、環境問題を取り上げている方はごく一部です。これは日本人の多くが環境問題に疎く、共感されにくいためでしょう。

しかし私たちが今後向き合っていくべき大切な課題です。環境問題に関する投稿もされている空蝉らりさんを、今後も推していきたいと思います。

9. 現実からの非常口

コンビニのお酒スペースの様子。すべてのアルコール飲料に非常口のマークがプリントされています。苦しい日常や辛い現実から逃避するにはピッタリの飲み物ですね。度数は9%でちょい高め。けどこれくらいなら明日も働けます。

お酒はコミュニケーションのツールとしては最高だと思います。普段は言えないことが、腹を割って話せるようになりますよね。仲間との距離もぐっと近いものになるでしょう。しかしお酒を現実からの非常口にしてしまうのは避けたいですよね。

10. 脳内スペース

Twitterにはスペース機能(リアルタイムで複数のアカウントが音声会話できる機能)があります。その画面をもじった作品です。目の前でおじいさんが倒れて時の感情が会話しています。

《面倒だなと感じる気持ち》や《放っておこうという気持ち》がありながらも、《勇気》や《思いやり》という感情が積極的です。《羞恥心》ミュートをかけているのが偉い!(笑)

空蝉らりさんは以前、僕がスペース機能を使ってオンライン公演をしたときに来てくれました(テーマは「SEKAI NO OWARI の楽曲を考察する」)。他にも彼とはスペース機能でよく交流していたので、思い出としてこの作品もピックアップ。

11. 禁断

教員と生徒の禁断の恋が描かれています。手のサイズが異なり、いびつなハートが形作られています。ふたりの手を収めるだけで、全体像を見せるテクニックがさすがです。

僕は教育実習を経験したことがあります(卒業後、教員にはなりません)。責任感・緊張感を持って実習に取り組んでいたからこそ、この絵を見たとき冷や汗かきました。教員も堂々とハートマークを作っているのが怖い。

12. 空を自由に飛びたいな

羽があっても飛べないペンギン。そんな彼らが自由に大空を飛んでいる様子です。僕もTwitterのアイコンを長年ペンギンにしています。この絵のペンギンたちのように、枠をはみ出して羽ばたけるようになりたいです。

まとめ

いかがだったでしょうか?空蝉らりさんは他にも素晴らしい作品がたくさんあります。ぜひ彼のTwitterをチェックしてみてくださいね。以上、ハル次郎でした。

空蝉らりさん→ @Utsusemi_Rari

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