みなさんこんにちは、ハル次郎です。
僕は以前こんなツイートをしました。
『Death Disco』には “正義と悪が共存することでより良い世界になる” というメッセージが込められている。ここで「悪は滅んではいけない」と直接的な歌詞にするのではなく「君は悪が滅ぶべきだと思っているけれど なんで?」という問いかけにしている。セカオワは聞き手に考えさせる歌詞が多いよね。
— ハル次郎@音楽ブログ (@wjbej7i55wepeb1) May 23, 2020
本記事ではこのツイートの内容を深堀りしつつ、 『Death Disco』を聞いて僕が感じたことを述べていきます。
価値観を押し付けるのではなく「聞き手に考えさせる」
『Death Disco』の歌詞を読むと、とあるメッセージが込められていることがわかります。
それは “正義と悪が共存することで世界がより良くなる” というメッセージです。
いつしか君は信じてる
SEKAI NO OWARI「Death Disco」(作詞:Fukase)より
悪は滅ぶべきだと思ってる
自分の中にある正義をもって
悪を滅ぼすことの「意味」を信じてる
せいぎせいぎせいぎせいぎ…
の中にあるたくさんのギセイを君は絶対疑わない
なんで?
セカオワは「正義と悪が共存することで世界がより良くなる」と歌い続けてきたバンドです。
それは『天使と悪魔』の歌詞を見てもよくわかります。
この『Death Disco』で僕が注目したのは ”悪は滅んではいけない” と直接的な歌詞にしていないという点です。
「君は悪が滅ぶべきだと思っているけれど なんで?」と問いかける歌詞 になっています。
直接的に言うのではなく問いかけにする。
価値観を押し付けるのではなく、聞き手に考えさせています。
「正義と悪が共存することで世界がより良くなる!」と直接的に歌うバンドがいたら僕らは共感できないでしょう。
スケールが大きすぎて難しく(そしてときに宗教じみて)聞こえるからです。
しかし問いかけが使われてることで聞き手は一度考え、そのセカオワの価値観をスッと受け入れることができるようになります。
セカオワは「生と死」「正義と悪」などの哲学的なテーマを歌い続けています。
難しいテーマを題材にしつつも彼らの曲が受け入れられるのは様々な工夫がされているからだと思います。
そのひとつが「直接的に言うのではなく、問いにする」なのでは?
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