みなさんこんにちは、ハル次郎です。SEKAI NO OWARI の曲が大好きで、歌詞の考察などをブログやTwitterで発信しています。この記事では SEKAI NO OWARI の全編英語詞の曲をまとめました。他アーティストとコラボした曲や、セカオワの海外プロジェクト『End of the World』の曲も含めます。新しい英語曲がリリースされたら随時更新していきますね。
目次
1. SEKAI NO OWARI と End of the World の違いは?
2. SEKAI NO OWARI の曲
・深い森
・Silent Night (cover)
・Dragon Night
・ANTI-HERO
・SOS
・Death Disco -remixed by melody sheep-
・Hollow
・Mr.Heartache
・Monsoon Night
・Dropout
3. End of the World の曲
・One More Night
・Stargazer
・Sleeping Beauty
・Lost
・Over
・Forever
・Rollerskates
・Dropout Boulevard
・Gone
・Fangs
・Bad Day
・Silver Lining
・In My Dream
・End of the World
・Big Dreams
4. 参加楽曲
・Tokyo
・Osaka (End of the World Remix)
1. SEKAI NO OWARI と End of the World の違いは?
本記事では英語曲を「SEKAI NO OWARI の英語曲」と「End of the World の英語曲」に分類しています。End of the World は SEKAI NO OWARI による海外進出プロジェクトのことです。日本国内向けの英語曲は SEKAI NO OWARI で、海外向けの英語曲は End of the World でリリースされるという傾向があります。
あとこれは余談ですが、以前はメンバー4人が SEKAI NO OWARI と End of the World という2つのバンドに所属しているという扱いでした。しかし2019年7月に楽曲「Lost」をリリースしてからは、《End of the World は SEKAI NO OWARI による海外プロジェクト》という位置づけになっています(上図で解説)
SEKAI NO OWARI 公式サイト
End of the World 公式サイト
2. SEKAI NO OWARI の英語曲
ここでは SEKAI NO OWARI 名義でリリースされた、日本国内向けの英語曲を紹介します。全編英語詞のみの楽曲を並べました。サビや一部のみが英語詞になる楽曲は除いています。なお海外向けの英語曲は、SEKAI NO OWARI による海外プロジェクト「End of the World」からリリースされています。本記事の項目 End of the World の英語曲 からご覧ください。
深い森
セカオワ初となる全編英語詞の楽曲です。2ndアルバム「ENTERTAINMENT」に収録されています。動物愛護をテーマにした楽曲で、命の売買やホロコーストを連想させる歌詞が印象的。この楽曲の再アレンジバージョン「Holy Forest」はYouTubeから聴くことができます。
Silent Night (cover)
誰もが知る定番クリスマスソング「きよしこの夜」のカバーです。以前はファンクラブ内のみの公開でしたが、現在はYouTubeなどで聴けます。2017年には LINE MUSIC のCMソングとしても使われました。ミュージックビデオはセカオワのグッズデザインなども手掛けるSONICによるもの。
Dragon Night
SEKAI NO OWARI による超大ヒット曲「Dragon Night」の英語版。セカオワ初となる本格的なEDMサウンドの楽曲です。編曲には世界的な人気DJ・Nicky Romero が参加しています。
楽曲のテーマとなっている《誰もが争いを休戦する夜》は、1914年のクリスマス休戦がモデルとなっています。英語版は楽曲単体でのリリースはされていませんが、YouTubeからミュージックビデオが視聴可能です。アコースティック版はSpotifyから視聴できます。
ANTI-HERO
SEKAI NO OWARI がシングルとして初めてリリースした英語曲。実写映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の主題歌として書き下ろされました。《大切な人を守るためなら法も犯す》という悪役なりの美学が歌われたラブソングです。アコースティック版はSpotifyから視聴可能。
SOS
実写映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」の主題歌として書き下ろされた楽曲。ボーカルのFukaseがファルセット(裏声) で歌っています。
曲名には救助を求めるSOS以外にも、Sound Of Silence(静寂の悲鳴)という意味もあります。《表には出ない声にならない悲鳴》や《忘れられた悲しみ》について歌われた楽曲です。アコースティック版はSpotifyから視聴可能。
Death Disco -remixed by melody sheep-
人気曲「Death Disco」のリミックス版。楽曲が再アレンジされただけではなく、歌詞が日本語から英語に変わっています。ミックスを手掛けたのは映像作家・ミュージシャンとしてマルチに活躍しているMelodySheep。
Mr.Heartache
アメリカの人気アーティスト・Owl City が、SEKAI NO OWARI と2014年のライブ「TOKYO FANTASY」で初披露。約2年後の2016年にミュージックビデオが公開され、2019年にアルバム「Lip」に収録されました。 最終的には Owl City はプロデューサーという形で参加しています。
人々が感じる心の痛み(=Heartache)を擬人化した曲です。《心の痛みが逆にその人を励ます存在になりうる》というポジティブなメッセージが特徴的。セカオワらしいですね。
Monsoon Night
長年ライブのみで披露されていましたが、2019年にアルバム「Eye」に収録されました。ジャズがEDMの構成で組み立てられた楽曲。季節風が吹く激しい嵐の中、高まる気持ちを解放させる歌詞が印象的です。ライブではサビのHigh!で観客も合いの手を入れるのが定番で、盛り上がります。
Dropout
SEKAI NO OWARI 10周年となる2020年の最初にリリースされた曲です。au 5G のCMソングにもなりました。ボーカルのFukaseが閉鎖病棟での生活を乗り越え、逆境に打ち勝ったことが歌われています。海外向けに再アレンジされた「Dropout Boulevard」が、海外プロジェクト『End of the World』名義で配信中。
3. End of the World の英語曲
ここでは End of the World 名義でリリースされた、海外向けの英語曲を紹介します。End of the World は SEKAI NO OWARI の海外進出プロジェクトのことです。国内向けの英語曲は、SEKAI NO OWARI からリリースされているので、本記事の項目 SEKAI NO OWARI の英語曲 からご覧ください。
One More Night
End of the World 名義で最初にリリースされた楽曲。心変わりする恋人を引き留めようとする心情が歌われています。後にリリースされる「Rollerskates」とメロディおよびサウンドがそっくりです。またこの曲は複数のリミックスバージョンが存在。
Hollow
Jonas Brothers のジョージョナスらが結成したバンド・DNCEとのコラボ曲です。セカオワがデモを作成し、そのサウンドやメッセージに共感したDNCEとレコーディングが行われました。
2017年にDNCEが来日した際、セカオワと音楽番組「MUSIC STATION」でこの曲を披露しています。End of the World による1stアルバム『Chameleon』には、この楽曲がリアレンジされた「Hollow」が収録。
Stargazer
SEKAI NO OWARI 名義でリリースされた「スターゲイザー」の英語版。呟くようなFukaseの歌い方とサビの重低音が印象的な楽曲です。上記のMVの他に、マーベルコミックと共同で制作されたミュージックビデオもあります(フル視聴はYoutubeプレミアム会員限定)
また End of the World による1stアルバム『Chameleon』には、この楽曲が若干リアレンジされた「Stargazer Reimagined」が収録。
マーベルコミックとのコラボMV
Stargazer Reimagined を聴く
Sleeping Beauty
韓国を代表するHIPHOPグループ・EPIK HIGH とのコラボ曲です。タイトルを訳すと眠り姫という意味に。しかし SEKAI NO OWARI による楽曲「眠り姫」とメロディや歌詞は異なります。《君が起きなくなったらどうしよう》というコンセプトは同じなので、海外版・眠り姫といってもいいでしょう。
End of the World の1stアルバム『Chameleon』には EPIK HIGH が参加していないバージョン「My Sleeping Beauty」が収録されています。こちらはアレンジが大きく異なり、よりバラード色が強調されています。
Lost
セカオワの海外プロジェクト『End of the World』がイギリスのレーベルと契約し、最初にリリースした曲です。英国の人気エレクトロユニット・Clean Bandit とのコラボ曲になります。同曲にはアコースティック版もあり、歌唱映像がYouTubeから視聴可能です。
Over
イギリスの歌手・Gabrielle Aplin とのコラボ曲。前作「Lost」から約1年ぶりのシングルです。シングル解禁に先立ってアメリカの人気DJ・R3HAB によるリミックス版が公開されました。
曲名の「Over」には “終わる” “越える”という2つの意味があります。恋の終わりを乗り越えようとする主人公の心情が歌われた曲です。
Forever
インドネシアの女性シンガー・NIKIとのコラボ曲。End of the World による1stアルバム「Chameleon」の収録曲で、アルバム発売直前に配信がスタートしました。
サビに “Forever (ずっと)” と “Never the same (同じじゃない)” という言葉が繰り返し登場。これはセカオワの「変わらないために変わり続ける*」という姿勢が反映されていると考えられます。
*「アースチャイルド」にも同じ歌詞が出てきます
Rollerskates
既にリリースされていた「One More Night」の歌詞やコンセプトが変化し、アレンジも大きくが進化した楽曲。夜眠れない主人公が、恋心を抱く友人とローラースケートをするという歌詞がおしゃれですね。
MVにはモデルの小松菜奈さんが出演しており、監督は End of the World のクリエイティブディレクターの和田直希さんが務めています。なお同曲にはアコースティック版もあり、YouTubeから視聴可能。
Dropout Boulevard
SEKAI NO OWARI 名義でリリースされた楽曲「Dropout」の海外版です。歌詞やメロディは同じですが、アレンジが大きく異なります。ボーカル・Fukase の閉鎖病棟での生活やそこからの復活について歌われています。人気DJ・Audien によるリミックス版もあり、こちらはEDMテイストのアレンジになっています。
Gone
荘厳な世界観が広がるバラード曲。もう側にいなくなった人を想う気持ちが歌われています。アメリカのラッパー・Call Me Karizma が参加したバージョンも配信中。
Fangs
SEKAI NO OWARI のボーカル・Fukase がデザイン監督を務めたアニメ「BAD MOOD」の主題歌。「傷つけるつもりはないのに、傷つけちゃう」というメッセージが歌われています。HAYWYRE名義で有名なプロデューサー・Martin Vogt がアレンジに参加した別バージョンもあり。
外部リンク:Fukase監修の「BAD MOOD」とは?
Bad Day
《ついてない日もあるけど僕はそんな日々が好き》という辛いながらも前を向いた楽曲。歌詞には渋谷のスクランブル交差点を指す The Shibuya Crossing などのワードもあります。日本を訪れる観光客に人気なスポットでもあるため、海外ウケを狙って入れたのかも?
Silver Lining
素性を明かさない謎のDJ・Tokyo Machine とのコラボ曲。Silver Lining には “希望の兆し” という意味があります。《君は僕にとって暗闇の中の希望だ》と歌われているラブソングです。
In My Dream
夢でしか会えない愛する人について歌われた楽曲。意図しないことを言って孤独になった主人公が、悲しみに暮れた末、夢の中での再会を願います。MVは米国・カルフォルニアで撮影されました。
End of the World
米国の人気DJ・Steve Aoki とのコラボ曲。歌詞を追うと単なるラブソングのようにも聴こえます。しかしセルフタイトルということもあり、セカオワの真髄となる要素が散りばめられていますね。Fukaseの挫折した経験など。
Big Dreams
セナガル系アメリカ人歌手・MARIEME とのコラボ曲。自分の理想に対する憧れや、夢を待ち続ける覚悟が歌われています。Fukaseの澄み切った美しい声は必聴。
4. 参加楽曲
Tokyo
SEKAI NO OWARI がはじめて海外アーティストとコラボした曲です。ボーカルのFukaseが米国のソングライター・Owl City の曲に参加したという形になります。2014年に開催されたセカオワのライブ『Tokyo Fantasy』で初披露されました。その時の映像がミュージックビデオになり、YouTubeで公開されています(動画上)
Osaka (End of the World Remix)
ワシントンD.C.を拠点とするエレクトロポップのトリオ・SHAED とのコラボ曲。彼らが2019年に行った来日公演の際に、日本の文化からインスピレーションを受けて作られた楽曲です。2番をセカオワのボーカル・Fukase が歌っています。
最後に
この記事では SEKAI NO OWARI の英語の曲をまとめました。このブログではセカオワなどによる楽曲のまとめや考察、分析を行っています。他の記事もぜひご覧ください。またTwitterでもセカオワに関する情報を発信しています。こちらもフォローよろしくお願いします!