みなさんこんにちは、ハル次郎です。
先日セカオワのFukaseが楽曲「Food」にはモデルとなった人物がいるとTwitterで明らかにしました。しかし実際に《誰をモデルにしたか》までは言及しませんでした。
本記事では SEKAI NO OWARI「Food」のモデルとなった人物が誰なのかを考察していきたいと思います。
そもそも「Food」ってどんな曲?
「Food」は 2019年発売のアルバム『Eye』に収録されている楽曲です。強いビートとデジタルなサウンドにFukaseのラップが重なります。《食材や調理法に対するこだわり》と《セカオワのバンドとしての個性》を重ねた歌詞が印象的。
モデルは安倍首相!?
僕は最初「Food」のモデルになった人物は安倍首相だと思いました。そう考えた理由を説明します。
安倍首相は試食の際に “ジューシー”と言うことで有名です。「Food」のサビ冒頭にもこの “ジューシー” という単語が登場します。
しかしこの曲では美味しさを安倍首相とは異なり “ジューシー” だけではなく様々な単語で表現しています。
Juicy (ジューシー)
Crispy (サクサク)
Crunchy (ボリボリ)
Fluffy (フワフワ)
Tender (やわらかい)
Chewy (モチモチ)
All Delicious
何を食べても “ジューシー” とばかり言う安倍首相。
それに対してこの曲には「俺はジューシーだけじゃなくて様々な食感を感じることができる」「安倍首相とは感覚が合わない」という反発の意味が込められているのでは?
そう僕は考えて僕はツイートしました。
まって… Foodのモデルになった人わかった。安倍首相だ!あの人メディアの前でなに食べてもジューシーって言うから。Fukaseは「ジューシー以外も all delicious だろ!」って曲で主張してる。暗に安倍政権のこと批判してるのかな?それだったらFukaseの立場上、表立って言えないことにも辻褄が合う。 pic.twitter.com/GQ8x3iRmAZ
— ハル次郎@音楽ブログ (@wjbej7i55wepeb1) May 6, 2020
しかし僕は後々、この自分の考察が間違っているのではないかと思うようになりました。なぜかというと「Fukaseは政権批判を歌うようなボーカリストではない」と感じたからです。Fukaseが今まで歌ってきたのは正義と悪、生と死、リアルとファンタジーなどの人間の本質的なことです。
そんな彼が《長い歴史で見たら一時的な政権》というものに対して批判的なことを歌うはずがない。そう思いました。
またこの僕の考察はサビの歌詞のみから考えたものです。正しいと言うには証拠が少なすぎます。
モデルはボンベロ?
では「Food」のモデルとなった人物は誰なのでしょうか?僕は実在の人物ではなく架空の人物の可能性も高いなと思いました。なぜならFukaseは映画や漫画、アニメ、絵画も好きでそれらに影響を受けて作品をつくることも多いと公言しているからです。
僕は数日間かけて「Food」のモデルになりそうな人物を探し続けました。そして1番可能性が高いと思われる人物を見つけました。
それは料理人・ボンベロです。彼は小説「ダイナー」の主人公です。この小説は後に漫画化・映画化しましたね。映画では藤原竜也さんがこのボンベロを演じ話題になりました。
「俺は~~ここの王だ!!!」というセリフ有名ですよね。ボンベロは元殺し屋の天才シェフです。そして殺し屋専用のレストランで働いています。
ではなぜ「Food」のモデルとなった人物がボンベロだと思ったのか?その理由は以下の2つです。
理由1:食へのこだわり
「Food」にはこのような歌詞があります。
時間をかければ良いわけじゃない
それぞれ適した調理法がある
寝かせるもの、サッとやるもの
味付けの濃いもの、素材を活かすもの
固くするもの、柔らかくするもの
食べごろもある、旬もある
それはもちろんそれはそうさ
ここでは食材と調理法に対するこだわりが歌われています。ボンベロも食材と調理法には異常なまでにこだわる料理人です。
食に変態的なこだわりを持つ殺し屋に料理を振る舞うレストランです。殺し屋を変に刺激しないためにも食材から徹底的にこだわる繊細な料理が求められます。この歌詞はボンベロの《徹底的に食材と向き合う》という姿勢と重なります。
理由2:無礼を嫌う
またFoodにはこのような歌詞があります。
野蛮であっても無礼ではいけない
神の恵みに感謝していただく
味がなくならないでね
ボンベロは食に対する無礼を最も嫌う男です。たとえ無礼なのが客であったとしても許しません。あるときは食卓に足をのせた客を殺しました。またあるときは皿の上に銃を置いて食器を傷つけた客を殺害しました。
神が生み出した食へ感謝しない無礼な人が大嫌いなのです。この彼の考え方が「Food」の歌詞と重なります。
まとめ
以上が「Food」のモデルが料理人・ボンベロであると僕が思った理由です。
Fukaseがこの「ダイナー」について言及したインタビューがないか探してみましたが見つけられませんでした。
しかし現時点で僕はこのボンベロがモデルの可能性が高いと思うので記事にまとめました。